肝臓には糖質を分解する作用があります。アラニンはその分解された糖と結合するアミノ酸です。
人間の体内のエネルギーを作り出すことに重要な役割を担っている成分です。
非必須アミノ酸なので、アラニンは体内で作ることが出来るアミノ酸としても知られています。
肝機能低下における改善の効果や下痢などで水分を奪われてしまった際の水分補給、運動後に糖が不足した場合ケトーシスと呼ばれる現象が起きるのを防ぐことが出来ます。
アラニンは天然保湿因子と呼ばれています。
保湿成分として名高いものなのです。ですから化粧品をはじめ、育毛剤、医薬品などに多く配合されていることが分かっています。
アルコールの代謝に関係するアミノ酸でもあり、アルコール分解を1人で行っている肝臓の栄養素でもあるわけです。
通常肝臓はグリコーゲンという物質をエネルギー源としていますが、お酒の量が多いとグリコーゲンが使い果たされてしまいます。
そのためグリコーゲンの代わりにアラニンが使用されるようになるわけですね。
アラニンは保湿成分として育毛剤に入っていますが、サプリメントでダイエット目的に摂取する人もいます。
このように多岐に渡る使い方が出来るアラニンですが、肌が敏感な人やかぶれやすい人、乾燥気味の人が育毛剤を使う場合、かぶれないようにする効果がアラニンにはあります。
保湿をたっぷりしてあげたいという場合は、成分表でアラニンがしっかり入っていることを確認してから購入を決めましょう。